ペイントビズ(PAINTBIZ)

関西ペイント コロナ以降4回目の価格改定

前代未聞?価格改定4連チャン!

プレスリリース:関西ペイント販売株式会社

画像引用:関西ペイント販売株式会社

KANSAI PAINT

プレスリリース 2023年3月20日 関西ペイント販売株式会社
製品の価格改定について

関西ペイント販売株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:寺岡直人)は、 塗料およびシンナー製品と 運賃の価格改定を行ないますのでお知らせいたします。

当社では、原料価格の高騰や物流コストの上昇を背景に、2022年8月17日付で製品の価格改定を実施い たしました。しかしながら、 前回価格改定以降も、世界的なエネルギー価格の高騰や物流コストの上昇に歯止めがかからず、世界経済の不安定化による為替影響も加わり、原材料価格は大幅な上昇を続けております。また、エネルギー価格、物流コスト、人件費等の上昇は、生産コストを押し上げており、非常に厳しい環境が継続しています。

当社といたしましては、生産性の向上やコスト削減の徹底など可能な限りの努力を続けて参りましたが、企業 努力の限界をはるかに超える状況に至り、やむを得ず、下記の通り価格改定を実施することを決定致しました。

1. 価格改定の製品分野
工業用塗料および汎用塗料 (建築・防食・自動車補修)

2. 価格改定時期
2023年7月1日より

3. 価格改定幅(値上げ)
塗料・シンナー 5~20%
運賃 担当からご案内させていただきます。
※製品によっては改定率が上下することがあります。

当社製品をご愛顧いただいているお客様には、ご迷惑をおかけしますが、諸事情をご賢察いただき、ご理解 をお願いするものであります。
当社は、今後ともさらに技術開発に努め、 品質とサービスの向上を図り、 お客様にご満足をいただける製品・ サービスを提供するとともに、社会に貢献すべく努力を続けて参ります。
以上


プレスリリースへの特記:ペイントビズ

また値上げ?と、誰しも思うはずだ。なにせ4連チャンだからだ。

コロナ禍以降、関西ペイントが行った”連チャン価格改定”を年表にしてみた。

1回目 2021年8月
2回目 2022年4月 1回目から10ヶ月後
3回目 2022年10月 2回目から6ヶ月後
4回目 2023年7月 3回から9ヶ月後 ←今回

それにしても、値上げが「年イチ」位ならまだ分かるが、2年で3回だと、8ヶ月に一度の価格改定で、以前の世界線ではありえない感じもする。

しかも関西ペイントの売上推移を見てみると、2020年3月決算(コロナ初年)では売上高が前年割れしたものの、コロナ禍ドン底からチョット盛り返し、定期的な価格改定を繰り返しながらその後は毎年、売上&純利益は増え、尚且つ利益率が毎年増加している。(株価は立て直せていないけど…)それを知ってしまうと少し複雑な心境だ。

では、ペイントビズ恒例のコロナ禍以前の価格と、今回の価格改定後の増加割合をザックリと計算してみた。

2021年8月以前の1万円の塗料と仮定し、最大値で価格上昇を設定した場合。

【2021年 8月最大20%値上げ】 10,000円×1.2=12,000円
【2022年 4月最大30%値上げ】 12,000円×1.3=15,600円
【2022年10月最大30%値上げ】 15,600円×1.3=20,280円
【2023年 7月最大20%値上げ】 20,280円×1.2=24,336円
※値上げ割合を最高値にした場合の参考例。
※塗料の価格改定は商品ごとに異なります。

コロナ以前に比べて、約2.4倍になる換算だ。ちょっと恐ろしい感じがしてきた。

以前は塗料メーカー各社の価格改定時期は、メーカー毎に異なるものの、一巡してしまえば一旦落ち着くものだった。
しかし、各社がバンバン値上げするものだからここ数年で、一巡ではなくなり周回遅れとかも出始めている。

ただこの塗料価格高騰は工事価格に転嫁できない業者も多く、本当に頭の痛い問題になっている。
いったいイツまで値上げが続くのか…

©︎PaintBiz By 二見勇治

二見勇治

著者:二見勇治 Futami Yuji

建築塗装アナリスト
企画・取材・撮影・動画清作・ライティング・マーケティング 担当
東京都出身。建築塗装業の長男として生を受け、多くの職人達の中で育つ。塗装職人と造園職人の修行を積んだ後、カメラマンへ転身。出版社カメラマンを経て2001年よりフリーカメラマン。
雑誌・書籍・広告撮影、塗装関連の写真・動画制作、リフォーム会社広告担当を経験。
建築塗装の新たな表現を模索中。