大規模改修でカフェ運営?
詰所のようなカフェ
詰所は妙な緊張感を感じる。
大規模の現場に初入場するとき、何故か少し緊張する。
詰所に入って監督を探し、新規入場の個人票を記入するまで、不思議とソワソワする。
そして昼休みになったとき、既にテーブルが埋まっていると「車で飯食うか。」という気にもなる。
なにせ別業種、見ず知らずの職人達の中でメシを食うのも気が滅入るからだ。
そんな前振りからはじまり、先日とあるスポットへ潜入。
上記の写真、一見すると大規模工事の「詰所」に見えるが、実はココはカフェだ。
今回ご紹介するのは、東京の墨田区押上にある「現場喫茶」。
押上は東京スカイツリーが建ったことで超有名になった地名だが、町は1キロ四方程しかない極小さなエリアに収まってしまう。
そこに詰所を模したオシャレ?なカフェ、現場喫茶がある。
先ずは動画でそのオシャレっぷりを拝見しよう。
なんとも、表現しがたい内容の動画で、見ている方もちょっぴり恥ずかしくなる感じだが、ある意味突き抜けている。
しかしカフェの内装、デティールは見事に作りこまれている。
リアルな詰所より若干「オシャレ感」があるのは、テーブルと椅子が折り畳みの、トレニアとパイプ椅子では無いからだろう。
でも、まんま詰所だ。
それもそのはず、この現場喫茶は大規模改修などをメインにしている、株式会社髙橋工業(以後:髙橋工業)という会社が運営している。
ご対応いただいた、髙橋工業の広報担当菊池和貴氏(以後:髙橋工業菊池 敬称略)にお話しを伺った。
著者:二見勇治 Futami Yuji
建築塗装アナリスト
企画・取材・撮影・動画清作・ライティング・マーケティング 担当
東京都出身。建築塗装業の長男として生を受け、多くの職人達の中で育つ。塗装職人と造園職人の修行を積んだ後、カメラマンへ転身。出版社カメラマンを経て2001年よりフリーカメラマン。
雑誌・書籍・広告撮影、塗装関連の写真・動画制作、リフォーム会社広告担当を経験。
建築塗装の新たな表現を模索中。