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塗装工事積算のゲームチェンジャー【拾い出しテンプレート】爆誕 !?

三角スケールを捨てろ!国内の戸建サッシ全網羅!

三角スケールを捨てる日が来るとは、誰が想像しただろう?
1/100の図面に乗せるだけで、戸建の窓と戸のサイズ・外周が簡単計測できるテンプレート。その名も「拾い出しテンプレート窓1/100」。
直球でいうと、「窓サイズ定規」とか、「サッシサイズスケール」といった感じだ。

国内のサッシサイズ全網羅のトンでもない商品が誕生した。見積・積算の超速化が実現する、メチャ凄アイテムに驚愕だ!

画像:株式会社 エッチ・エル・ピー 拾い出しテンプレート窓1/100

「何のこと言ってるんだ?」とお思いの方もいるだろう。これから説明するのでジックリと話しを聞いて欲しい。

塗装工事の見積もりの際、図面を預かりコピーの後、立面図から三角スケールを使って、面積の積算を行っている塗装会社は非常に多い。
その際、窓の縦横を測り、面積計算をして外壁から開口部(窓・戸)をマイナスさせる。

会社によって積算、見積の仕方は様々だが、相見積が非常に多い昨今、別会社の積算結果とあまりにも食い違うと、見積客の信用を失ってしまう。
そこで、対案先との誤差を少なくすべく、外壁から開口部を差し引く場合には、イチイチ各窓や戸の面積計算が必要だ。

しかしこの「拾い出しテンプレート窓1/100」を使えば、1/100の立面図にテンプレートを置くだけで、窓の面積、窓の外周が一発で分かってしまうのだ。

窓の外周にいたっては、シーリングの距離を算出するのに非常に役立つ。

「なんだそんな事か。」と思うか、「コレ凄い!」と思うかは人それぞれだが、図面からの積算をしている塗装会社ならば、このテンプレートの真価が分かるはずだ。

この「拾い出しテンプレート窓1/100」は東京都町田の株式会社 エッチ・エル・ピー(以後:H・L・P)という、地元ハウジングメーカーが開発し、実用新案を取得。

2021年の末、クラウドファンディングMakuakeに出稿し、資金調達をサクセス!
当初は100数十枚の販売から、その後ジワジワと人気が上がり、ついには大塚刷毛製造の取り扱いが実現した。

2022年10月1日発行のマルテーニュースVol.126で公開され、販売がスタート。
大塚刷毛製造の特約店で購入が可能だ。

つまり、ほとんどの塗料販売店・塗装用具店での購入が可能になった。

画像:大塚刷毛製造マルテーニュース126号

この、「拾い出しテンプレート窓1/100」を発売元のH・L・Pでは、「建築業界の見積作業に時短革命!」と題し本製品のメリットを提示している。

【超絶時短】
業界革命!今まで手間だった積算拾い出しを秒速で。時間のかかる見積算出作業から解放!

【サイズ網羅】
ほとんどの既製品窓サイズ(縦横両用)をカバー。定規機能で作図も一発!

【使用簡単】
窓サイズ、面積、長さ、すべてを網羅。これ一つで面倒な計算の手間なし!
引用:株式会社 エッチ・エル・ピー

画像:拾い出しテンプレート窓1/100 パンフレット

ペイントビズでは本年8月にこの商品をゲットし、実際に触ったところ、非常に簡単にサッシサイズが計測できた。


厚みもシッカリとし、長期間の使用でも十分な耐久性があると感じられる。

ありそうで無かったアナログ感満載の「拾い出しテンプレート窓1/100」。
まさか、デジタル化という方法ではなく、三スケが不要になる日が来るとは誰が想像しただろうか。

様々なものがデジタライズする現在において、手作業の速さや確実性が今でも生きている証拠だ!

購入は全国のマルテー特約販売店で可能!今すぐ電話しよう!

©︎PaintBiz By 二見勇治

二見勇治

著者:二見勇治 Futami Yuji

建築塗装アナリスト
企画・取材・撮影・動画清作・ライティング・マーケティング 担当
東京都出身。建築塗装業の長男として生を受け、多くの職人達の中で育つ。塗装職人と造園職人の修行を積んだ後、カメラマンへ転身。出版社カメラマンを経て2001年よりフリーカメラマン。
雑誌・書籍・広告撮影、塗装関連の写真・動画制作、リフォーム会社広告担当を経験。
建築塗装の新たな表現を模索中。