専門サイトの顧客を送客

記事提供：塗料報知

ホームセンターチェーンを展開するカインズ（埼玉・高家正行社長、以下：カインズ）と、ポート（東京・春日博文社長、以下：ポート）の完全子会社であるドアーズ（東京・輿石雅志社長、以下：ドアーズ）は、業務提携契約を締結したと10月22日発表した。

ドアーズは外壁塗装会社を顧客に紹介するサイト「外壁塗装の窓口」を運営しており、今回の提携により、外壁塗装の窓口に問い合わせがあった顧客をカインズへ送客する。ドアーズは、カインズと提携することで、全国の幅広いニーズに対応できるようになる。全国対応できる送客先との提携は、2021年9月6日に開示したヤマダホームズに続き、2件目となる。今回、カインズと提携することで、対応可能なエリアがさらに広がり、かつ複数箇所のリフォームニーズなど、幅広いリフォーム施工に対応できるようにした。

一方、カインズは、28都道府県下に226店舗のホームセンターを展開。「くらしに、ららら。」を企業メッセージに、日常生活に寄り添うライフスタイルの提案と、住空間のトータルコーディネートを意識した商品づくり、店舗づくりをおこなっている。また、リフォーム事業も力を入れ、エクステリア、インテリア、総合リフォームから住まいのメンテナンスや暮らしのサポートまで、幅広く対応していた。今回の提携により、外壁塗装の施工実績と客層の拡大を狙う。

なお、ドアーズが運営する外壁塗装の窓口は、約4千社の塗装店を中心とした加盟店ネットワークを擁し、月間5千名以上のユーザーからの問い合わせを受けるという。既に流通総額で年間約40億円の施工マッチングしている。ドアーズは、リフォーム領域の業績成長における重要ポイントとして、2022年3月期は「送客先の拡大」を掲げていた。

記事提供：『塗料報知』　2021年（令和3年）11月7日付（第4337号）1面

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