ペイントビズ(PAINTBIZ)

塗料・塗装業界の75 年の主な動き

記事提供:『塗料報知』 2021年(令和3年)10月27日付(第4336号)13面

◎昭和21 年(1946 年)/塗料報知新聞社創立
◇昭和21 年度第1 四半期の塗料生産計画数量は3,600 トンと策定
◇昭和21 年度の塗料用原料の輸入を申請
◇全国塗装業組合が発足
◇塗料統制会社を日本塗料販売株式会社に変更
◇塗料販売会社主催の直属販売店全国大会を開く

◎昭和26 年(1951 年)/創立5 周年

◇経済閣僚会議が塗料公価廃止を決定
◇日本塗装工業会の本部を東京へ移転
◇大手塗料メーカー6 社が防火塗料7 製品を発表(国鉄桜木町駅での電車火災事故に関する記事が続く)
◇工業技術庁が油性塗料のJIS を決定
◇東京都立工業奨励館が「塗装技術研究会」を設置
◇日本塗料工業会が在日米軍司令部(JLC)と塗料品質について意見交換
<昭和25 年度塗料生産実績=6 万9,700 トン>

◎昭和36 年(1961 年)/創立15 周年

◇通産省が塗料工業のあり方として指導指針を発表。設備増強と近代化で国際競争力を保持
◇本紙主催の世界一周塗料工業視察団が出発。12 カ国を40 日間で回る
◇通産省と日本塗料工業会が官民一体で塗料輸出対策
◇木工塗装工初の技能検定試験が全国一斉に実施。受験者総数約1,100 人
<昭和35 年度塗料生産実績=34 万3,144 トン>

◎昭和46 年(1971 年)/創立25 周年

◇通産省は家庭塗料の品名など11 項目について品質表示法適用を決める
◇社団法人神奈川県塗装協会が設立
◇危険物の政令に関する販売取扱所の定義における指定数量の倍率が15 倍以下に改定
◇日本塗料工業会理事会が量から質的集約生産への転換を提案
◇東部塗料工業団地協同組合が塗料団地へ第一歩
<昭和45 年度塗料生産実績=106 万2,580 トン>

◎昭和56 年(1981 年)/創立35 周年

◇日本塗装工業会実態調査で昭和55 年度完成工事高は3,952 億円
◇日本鋼橋塗装専門会の昭和55 年度工事受注高が100 億円に達する
◇日本塗料貿易協会の昭和55 年度輸出実績は3 万8,000 トン
◇日本塗装機械工業会の昭和55 年度出荷実績は180 億円
◇大阪府金属塗装工業会が発足、43 社が参加
◇ドイツ塗料工業視察団が来日
◇日本粉体塗装工業会が発足
<昭和55 年度塗料生産実績=150 万1,732 トン>

◎平成3 年(1991 年)/創立45 周年

◇湾岸戦争が勃発し、塗料原料であるナフサの供給に不安が生じる
◇日本塗料工業会の調査で平成2 年度のVOC 排出量は95 万3,000 トン
◇日本塗料工業会は「地球にやさしい塗料の将来像」を目標に活動
<平成2 年度塗料生産実績=219 万7,607 トン>

◎平成13 年(2001 年)/創立55 周年

◇PRTR 法細則が決定し、管理事業サポートが発足
◇本紙ホームページが開設
◇日本塗料商業組合は「環境宣言」を採択
◇本紙主催で「ペイントフィッシュ勉強会」を開く
◇リターナブル塗料容器の共同開発や廃塗料リサイクルの合弁事業といった企業活動が続く
<平成12 年度塗料生産実績=189 万7,052 トン>

◎平成23 年(2011 年)/創立65 周年

◇日本塗料商業組合がクロスの上から塗装可能をPR
◇石油化学工業協会が石化原料非課税恒久化要求を継続
◇日本工業塗装協同組合連合会がVOC 排出抑制の自主行動計画。平成21 年度は中部地区以外で合計VOC 排出の削減率は38%(基準年の平成12 年度比)に達する
◇本紙主催の第3 回日中塗料産業交流会が北京で開催
◇東日本大震災が発生。塗料メーカーは生産を復旧、原材料の調達不安も起こる
◇JIS K5675 屋根用高日射反射率塗料が官報公示
◇九州工業塗装協同組合が発足
<平成22 年度塗料生産実績=158 万8,789 トン>

◎平成28 年(2016 年)/創立70 周年

◇日本インテリアコーディネーター協会「塗料・塗装の活用を考えるセミナー」に本紙協力
◇IPPIC/APIC 合同会議が東京で開催
◇日本塗料工業会が「JPMS29 塗膜の熱性能-熱流計測法による日射吸収率の測定」を制定
◇日本塗料工業会、日本塗料商業組合、日本塗装工業会がリーフレット「リスクアセスメントの実施について」を作成、現場交付を徹底
◇特許庁が平成27 年度「特許出願技術動向調査報告書」を発表。中国への進出支援技術テーマ9 件の一つに「塗料」
◇日本塗料工業会が重防食分野で水性化2 規格(JPMS30/JPMS31)を制定
◇日本塗料工業会は2015 年の日本の塗料メーカー海外生産量を277 万6,139 トンと発表
<平成27 年度塗料生産実績=165 万838 トン>

◎令和3年(2021 年)/創立75 周年

◇高機能塗料展(大阪・東京)開催、塗料報知新聞社もブース出展
◇JIS K5551「構造物用さび止めペイント」とJIS K5659「鋼構造物用耐候性塗料」に水性塗料が追加
◇日本ドゥ・イット・ユアセルフ協会が協会名称を「日本DIY・ホームセンター協会」に変更
◇日本塗料工業会は2020 年の日本の塗料メーカー海外生産量を583 万9,963 トンと発表
<令和2年度塗料生産実績=148 万7,705 トン>
※令和3年は本紙10 月17 日付(4335 号)まで調べ

記事提供:『塗料報知』 2021年(令和3年)10月27日付(第4336号)13面


《お知らせ》
塗料報知新聞のピックアップ記事、掲載開始

ペイントビズは2021年10月7日より、株式会社塗料報知新聞社の発行する、塗料報知新聞の一部記事を、当サイト「ペイントビズ」上で公開を開始いたします。

本施策は2021年9月27日発表、ペイントビズ&塗料報知新聞社アライアンスパートナー締結に伴い、より多くの建築塗装関係者へ情報を伝えると共に、塗料報知新聞の正確で優良なコンテンツを体験していただく事を目的とし、新聞の抜粋記事を掲載。

塗料報知新聞は月3回。7の付く7日、17日、27日、塗料と塗装情報に特化した新聞を刊行。
ペイントビズでは塗料報知新聞が発刊された翌月、建築塗装関連の一部記事をピックアップし皆さまにお届けします。

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ご興味のある業界関係者の皆さま、上記バナーへアクセスし、是非とも見本誌をお取り寄せください。

塗料報知新聞社

記事提供:塗料報知新聞社

塗料報知新聞社は、70年を超える歴史を誇る塗料・塗装業界専門新聞社です。
大正13年に『塗工之魁』を創刊して以来、業界の発展と共に歩み、昭和21年には題号を『塗料報知』に改め、塗料ならびに関連産業の発展に寄与して参りました。
編集方針に「真実・公正な報道に徹する」「気品ある新聞をめざす」を掲げ、幅広く強力な取材活動を通して迅速で正確な情報を業界内外へ発信、また媒体活動で得た豊富なノウハウを駆使して多彩な事業活動を展開しています。
これからも価値ある“塗料・塗装、コーティング業界のリーディングペーパー”としての役割を果たし、業界に役立つ情報を発信、交流を通して塗料産業のアピールと発展に貢献して参ります。