リフォーム市場
国土交通省では、建築物のリフォーム・リニューアル工事の市場規模及び動向の把握を目的とした建築物リフォーム・リニューアル調査の、令和２年度第４四半期に元請けとして受注した建築物リフォーム・リニューアル工事について、建設業許可業者５千社に調査し、結果を取りまとめた。
併せて、令和２年度第１から第４四半期までの受注分について、令和２年度計として取りまとめた。
令和２年度第４四半期の受注高の合計は、２兆 ７３２３億円で対前年同期比 17・０％減少した。 うち、住宅に係る工事の受注高は７７９４億円で、同６・４％減少し、非住宅建築物に係る工事の受注高は１兆９５２９億円で同 20・６％減少した。
令和２年度の工事受注高の合計は10兆６３５５億円で同16・５％減少。うち、住宅に係る工事の受注高は３兆１８９８ 億円で同８・７％減少し，非住宅建築物に係る工事の受注高は７兆４４５７ 億円で、同19・５％減少した。
昨年度はコロナ禍の影響で、このような落込みを記録する結果となった。一方で、在宅時間の増加による住空間改善への支出が増加し、リフォーム市場の回復需要が期待される。国では、従来新築中心であった補助金政策が、リフォームへとシフトしつつある。アフターコロナでのスタートに当たり、関連する補助金・減税措置、優遇策の研究・活用が求められる。
出典：国土交通省
記事提供：『塗料報知』 2021年（令和3年）9月27日付（第4333号）
記事提供：塗料報知新聞社
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