塗装の現場とトイレとうんこ問題
排泄と食は生物の根本
食べれば出るし、飲んでも出る。
現場とトイレは一心同体。そう、現場の小便と大便の話しだ。
一応公のメディアなので、もう少し高尚な表現をすれば・・・
ペンキ屋用語なら「ズータ」、それ以外なら小、お小水?もう少し丁寧な言葉だと・・・
聖水とゴールド? あっ!なんかちがう。
(個人の趣向に関してのお問い合わせはお断りしています。)
もういいや、気を取り直して真面目に、現場のトイレ事情を考える。
新築、戸建塗り替え、大規模ではトイレ事情が大きく違う。
新築は仮設トイレがあるが、塗り替えはトイレが無い。
大規模は素晴らしい仮設トイレあるものの、大勢で使うため「ドアを開けたら大惨事」になっている事もよくある。
また、高層ともなると大きいほうは全フロアではなく、3階毎や5階毎になり、突発的な緊急事態ではスリリングな状況に追い込まれるコトも珍しくない。
読者の職人達も、現場で間に合わず「パンツ内放出」してしまった人も少なくないはずだ。
筆者も自慢ではないが、大きい方も、小さい方も何度も経験がある。
職人にとって経験とは財産だ。
お小水(黄金)はトイレに向う途中、全力で走り全部出た。
大はピークで何度も立ち止まり、モジモシしながらおのれの肉体と対決するも、トイレ直前で…
自身が全力で挑んだ戦いに負けた敗北感は、「長年共にして来た家族に裏切られた」感覚と同じかもしれない。(肛門括約筋という家族が)
昔からの知人は、都内の超有名ビルの工事を多くを手がける「イケイケの軽天屋の親方」だ。
彼も現場で何度もトイレに間に合わずやらかしたと、とうとうと心の叫びを聞かされた。
休みの日にはハーレーに跨り、家に帰ると美人外国人の妻を持つ彼であっても戦いには負ける。
その敗北の状況を切実に聞かされたときには、目頭が熱くなった。
読者の皆さんも、筆舌に尽くしがたい「武勇伝」をお持ちだろう。
人間の生きる原理なのだから、トイレは仕事以上に重要だ。
このように今回は、現場とトイレ事情について取り組み記事化を行いたい。
著者:二見勇治 Futami Yuji
建築塗装アナリスト
企画・取材・撮影・動画清作・ライティング・マーケティング 担当
東京都出身。建築塗装業の長男として生を受け、多くの職人達の中で育つ。塗装職人と造園職人の修行を積んだ後、カメラマンへ転身。出版社カメラマンを経て2001年よりフリーカメラマン。
雑誌・書籍・広告撮影、塗装関連の写真・動画制作、リフォーム会社広告担当を経験。
建築塗装の新たな表現を模索中。