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ローラー塗装で金属カーテンウォールの高輝度メタリックが蘇る
中高層ビルには工場で製造された壁材を現地で設置するカーテンウォール構法が用いられ、中でも重量や加工、意匠性に富むアルミニウム建材が好まれます。主な表面加工は陽極酸化被膜(発色アルマイト)と焼付塗装で、その多くが金属調外観を呈しています。
一方で、これまで現場施工で高輝度メタリックを再現するのは不可能と考えられており、経年変化が進んだ中高層ビルの改修が課題とされていました。こうした課題に対応すべく、DNTは刷毛およびローラーでメタリック塗装が可能なシステムを開発いたしました。
カーテンウォール改修における現状
管理された工場内でのロボットや自動スプレーによるメタリック塗装および電解発色によるアルマイト処理とも表層劣化が生じても構造上の影響が少ないこと、またソリッド系塗色に限定されることで金属調意匠性が失われることなどにより、中高層ビルの外装改修工事は十分に進んでおりません。
※本塗料は、事前試験塗装の上、最終仕上り外観を確認した上での施工が条件となります。
なぜメタリック塗装は塗り替えが困難か?
- 1.メタリックな意匠性は、ローラー塗装では再現困難メタリックな金属調塗料には、その意匠を再現するために顔料の中にアルミフレークを混合します。ローラー塗装の場合、塗料が塗膜として固定化される過程でこのアルミフレークをきれいに配向するよう制御することが極めて難しく、このためメタリックな意匠を再現することが難しいとされていました。したがって、従来のメタリック塗料はスプレー塗装に限られていました。
- 2.現地塗装はローラー塗装が主流高層ビルのカーテンウォールを改修する場合、現地におけるローラー塗装が基本となります。スプレー塗装で塗り替え作業を行おうとすると、塗料飛散防止のための養生工数やコスト、周辺環境への配慮といった問題が生じます。
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DNTではこうした課題を解決するため、ローラー塗装でも優れたメタリックの意匠性を再現できる塗料を開発しました。
メタリック感の良好な塗膜
正反射の明度が高く、見る角度で明るさが変わる
メタリック感の悪い塗膜
散乱光が多く、角度による明度の差が小さい
当メタリック塗装システムの特徴
- メタリック意匠をローラー塗装で再現可能
- ふっ素樹脂塗料ゆえの高耐候性
- 弱溶剤タイプなため周辺環境への配慮と良好な作業性を両立
- 幅広い基材適正(アルミニウム合金、コンクリート、PC板、鉄・鋼製金物、など)
商品体系
Vフロン#200スマイルRB メタリックシステム
工程 | (適用基材) | 商品名(リンク:単品説明書PDF) | 一般名称 |
---|---|---|---|
下塗り | (アルミニウム合金) | Vフロン#200スマイルRB プライマー白 | エポキシ樹脂シーラー |
(コンクリート・PC板) | |||
(鉄・鋼製金物) | エポオールスマイル | 変性エポキシ樹脂塗料下塗 | |
中塗り | Vフロン#200スマイルRB 中塗 | ふっ素樹脂塗料用中塗 | |
上塗り:メタリックベース | Vフロン#200スマイルRB メタリック | ふっ素樹脂塗料上塗 | |
上塗り:クリヤー | Vフロン#200スマイルRB クリヤー3分艶・艶有 | ふっ素樹脂塗料上塗 |
現在は、プラチナシルバー(艶有・3分艶)とシャンパンゴールド(艶有・3分艶)をご用意しております。