ペイントビズ(PAINTBIZ)

公共建築物木材利用促進法改正

《塗料報知提供記事 2021年9月7日号》
基本理念に「脱炭素社会の実現」森林資源の活用にも期待

「公共建築物木材利用促進法」の改正が、6月11日に参議院で可決、成立した。10月1日から施行される。

それによって名称が『脱炭素社会の実現に資するための建築物等における木材の利用の促進に関する法律』に変更となり、法の目的や基本理念にも「脱炭素社会の実現」という文言が加えられた。

今回の改正によって、公共建築物だけでなく、民間建築物でも木造化、木質化が推進されると予想される。

また、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献するためには、「伐って、使って、植える」という森林資源の循環利用を進めることが不可欠になっている。戦後に植林され、本格的な利用時期を迎えている森林資源の活用も期待される。

さらに、木材に関する技術開発が進み、CLTや木質耐火部材の採用が期待されており、将来は中高層の建築物が普及するものと見られている。

なお平成22年に施行された「公共建築物木材利用促進法」に基づき、公共建築物においては、国が率先して木造化、木質化に努め、必要な施策を総合的に展開してきた。その結果、公共建築物の床面積ベースの木造率は、法制定時の8・3%から令和元年度には13・8%に上昇し成果があがった。

記事提供:『塗料報知』 2021年(令和3年)9月17日付(第4332号)


《お知らせ》
塗料報知新聞のピックアップ記事、掲載開始

ペイントビズは2021年10月7日より、株式会社塗料報知新聞社の発行する、塗料報知新聞の一部記事を、当サイト「ペイントビズ」上で公開を開始いたします。

本施策は2021年9月27日発表、ペイントビズ&塗料報知新聞社アライアンスパートナー締結に伴い、より多くの建築塗装関係者へ情報を伝えると共に、塗料報知新聞の正確で優良なコンテンツを体験していただく事を目的とし、新聞の抜粋記事を掲載。

塗料報知新聞は月3回。7の付く7日、17日、27日、塗料と塗装情報に特化した新聞を刊行。
ペイントビズでは塗料報知新聞が発刊された翌月、建築塗装関連の一部記事をピックアップし皆さまにお届けします。

塗料・塗装の情報取得は、必ず仕事の成果につながります。
ご興味のある業界関係者の皆さま、上記バナーへアクセスし、是非とも見本誌をお取り寄せください。

塗料報知新聞社

記事提供:塗料報知新聞社

塗料報知新聞社は、70年を超える歴史を誇る塗料・塗装業界専門新聞社です。
大正13年に『塗工之魁』を創刊して以来、業界の発展と共に歩み、昭和21年には題号を『塗料報知』に改め、塗料ならびに関連産業の発展に寄与して参りました。
編集方針に「真実・公正な報道に徹する」「気品ある新聞をめざす」を掲げ、幅広く強力な取材活動を通して迅速で正確な情報を業界内外へ発信、また媒体活動で得た豊富なノウハウを駆使して多彩な事業活動を展開しています。
これからも価値ある“塗料・塗装、コーティング業界のリーディングペーパー”としての役割を果たし、業界に役立つ情報を発信、交流を通して塗料産業のアピールと発展に貢献して参ります。