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塗替え主力製品に、2製品追加 最高級グレード無機も登場《塗料報知提供記事》

《塗料報知提供記事 2021年9月7日号》

エスケー化研は、戸建て塗替え市場主力製品の「プレミアムシリーズ」に、水性塗料最高級グレードの耐候性と超低汚染性を誇る「エスケープレミアム無機」を開発したと8月15日発表した。

同製品は、無機成分をナノレベルで複合化する新たな無機ハイブリッド技術を備えた無機系超耐候性樹脂で構成され、これにより強靭かつ柔軟な塗膜を形成する。また、ラジカルコントロール技術も同時に有しており、長期に亘り優れた保護性能を示す次世代型最高級グレードの超耐候性製品である。
さらに、塗膜表面を親水性にする独自の技術により、超低汚染性能も兼ね備え、汚れの懸念にも対応した製品となっている。

開発の背景には、新築市場では従来と比較して高耐候となるサイディングが多く採用されており、期待耐用年数も年々高くなっていた。
塗替え市場においても、同様に塗替え周期の長期化となる超耐候性や超低汚染性が望まれており、市場のニーズに対応する必要があった。
同社では「『エスケープレミアム無機』が、戸建を中心とした高耐候塗替え新時代の定番を目指す」と高付加価値製品への期待を示す。

さらに同日、戸建て塗替え市場において、窯業系サイディングのデザイン形状を生かしながら多彩な意匠性を付与する「エスケープレミアムTASAI工法」と同工法に使用する「エスケープレミアムサンドクリヤー」を開発したと発表した。

戸建て住宅、賃貸住宅等では新築時には工期、コストの観点から外壁に窯業系サイディングが使用されることが多く、従来の在来工法よりその割合は圧倒的に高くなっている。
また、近年サイディングは印刷技術、塗装技術の進化と共にさまざまな意匠を演出することが可能となっており、顧客の満足度を高めている。一方、その後の窯業系サイディングの塗替えにおいては単色での塗替えが主流になっているが、意匠にこだわった塗替えを要望する顧客層も存在する。
そこで同社は、窯業系サイディングの二色塗工法を提案するべく「エスケープレミアムTASAI工法」の開発に至った。

同工法は、効果的な二色を採用することで、窯業系サイディングのデザイン形状を最大限に生かした表情豊かな仕上がりを提供する。
さらに、オプション仕様として「エスケープレミアムサンドクリヤー」をトップコートに使用することで、上品で落ち着いたマットな質感を実現し、新築のサイディングのような意匠性の高い外壁の演出が可能となった

「エスケープレミアムサンドクリヤー」は光安定効果を有する水性ハイブリッドシリコン樹脂クリヤーであり、サイディング外壁を紫外線、水、熱から長期に亘り保護する効果も加わる。
同社では、塗替え市場の活性化のためには、塗替え周期の延長を考慮した超耐候設計と同時に、顧客ニーズは多様化しており意匠性の付与も重要と位置付けている。
℡072-621-7733

記事提供:『塗料報知』 2021年(令和3年)9月7日付(第4331号)


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