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塗装道具探求 塗装工専用バッグ

塗装工専用バッグ

塗装道具探求の第2弾。

今回も「使い道の分からない」塗装道具をフューチャーしたい。
おっと、訂正する。少し使用方法に想像力が必要な塗装道具だった。

前置きとして説明するが、決して商品をデスっているのではなく、「使う側が試される」、レアな塗装道具の紹介になる。
それでは早速はじめたい。

誰しも「塗装道具の収納」には知恵を絞っている。
コンテナケースに入れている人もいれば、キレイ目な空缶に道具を入れている職人もいるだろう。

そんな、ペンキ屋の道具を収納するバッグをご紹介しよう。

この製品は国内では正規販売をしていない。
買いたい場合は、アメリカの通販サイト等からの購入となる。

メーカー名は「Purdy」(パーディ)。
米国オハイオ州に本社がある1925年創業の歴史ある刷毛のメーカー。

アメリカの建築塗装系の道具ではトップブランドに君臨している。

では、動画を見てみよう。

アメリカ人のバックパック好きは有名だが、まさかペンキ屋の道具をバックの中に収納する必然があるのだろうか?

先ず、バッグの中に新品のローラーや、ローラーハンドルなどが収納できる。シール材やケレン道具が入るほどタップリとした収納力だ。

更に外側収納部には皮スキや刷毛などが小分け収納ができる。
作りに関しても剛性が高そうな構造だ。

特質すべきは、コノ使い終わった刷毛の収納部分。別体のローラー・刷毛専用の小分けバッグへ収納する。
動画の説明では「ブラシ/ローラー・カバーポーチ」とある、しかもバンドで本体バッグへの固定も可能。

しかし、2、3回使っただけで中が大変事になることは容易に想像が出来る。
休日を挟んだ後の状況を考えてはいけない。

そしてサイド部には、USBコネクターもあり、充電バッテリーを内蔵すれば、スマホの充電もOK。

反対サイドには、長物の伸縮タイプの継ぎ柄もホールドが出来る。
そして、上部には財布などを収納する「パーソナル・アイテム・コンパートメント」も完備され、プライバシーとセキュリティも完璧だ。

あとは身体にフィットさせて、バックルを止めればいつでも出撃完了!
屈強な体格のペインターが装備し、今日のハードワークも余裕だ。

っで、ドコに行くのだろう?

結局は駐車場やガレージに行き、車に乗らないと塗料や脚立が運べない。

う~ん使い道に悩む。

作業車の中には道具を積んでいないのだろうか?
もう一度言うが、この商品を買いたい場合は、通信販売でアメリカから購入するしかない。

次のページでは、世界一の塗料メーカー「シャーウィン・ウィリアムズ」の塗装工事用バッグを紹介したい。

次のページ世界一の塗料メーカ製ペンキ屋バッグ

二見勇治

著者:二見勇治 Futami Yuji

建築塗装アナリスト
企画・取材・撮影・動画清作・ライティング・マーケティング 担当
東京都出身。建築塗装業の長男として生を受け、多くの職人達の中で育つ。塗装職人と造園職人の修行を積んだ後、カメラマンへ転身。出版社カメラマンを経て2001年よりフリーカメラマン。
雑誌・書籍・広告撮影、塗装関連の写真・動画制作、リフォーム会社広告担当を経験。
建築塗装の新たな表現を模索中。