Vol.2のまとめ
今回の「Vol.2 建築塗装のYoutubeは今」では、国内の建築塗装業界の「塗装会社」発信によるYouTubeの使用状況を伝えたが、戸建のYouTube活用に比べると、大規模系やゼネコンのYouTubeはほとんど何もやっていない印象を受けた。
映像の世紀といわれている21世紀も既に20年が過ぎていながら、建築業界の大手達は映像の活用を全くしていない。
これほどまでに各社が動画配信を行っていないことには、何か根本的な原因があるのではないだろうか。
他の業界と比べてみるためにインフラ系の動画配信をチェックしてみると、塗装業界だけではなくB to CとB to Bでは大きな偏りが見られる。
B to CのYouTube使用状況は非常にアクティブだが、B to Bはどの業界も動画によるマーケティングに消極的だ。
「必要が無いからやっていない」と、言わんばかりの状況だ。
欲をいえば大規模ならではの、スケールの大きな塗装現場の映像を見てみたい。
また、戸建系もYouTubeにおいて新たなプレイヤーの登場や、各社各人の取り組みを楽しみにし、今回の「「Vol.2 建築塗装のYouTubeは今」を締めくくる。
次回の「建築塗装のYouTubeは今」は塗料メーカー各社の状況の他に、番外編として海外の最も視聴回数の多い、塗装関連動画を紹介したい。
©︎PaintBiz by 二見勇治
著者:二見勇治 Futami Yuji
建築塗装アナリスト
企画・取材・撮影・動画清作・ライティング・マーケティング 担当
東京都出身。建築塗装業の長男として生を受け、多くの職人達の中で育つ。塗装職人と造園職人の修行を積んだ後、カメラマンへ転身。出版社カメラマンを経て2001年よりフリーカメラマン。
雑誌・書籍・広告撮影、塗装関連の写真・動画制作、リフォーム会社広告担当を経験。
建築塗装の新たな表現を模索中。