話題の人工知能”ChatGPT”に塗装工事関連の悩みを聞いてみた Vol.1
人工知能のChatGPTを紹介する前に画像生成AIを試す
昨今話題になっているAi。急速な勢いで進化しまくり、もう少しで技術的特異点(シンギュラーリティ)を迎えそうな勢いだ!
それに伴って様々なサービスが出てきている。
例えば2022年にブレイクした、画像生成AIのMidjourney(ミッドジャーニー)。
単語の組み合わせで、絵心が無い人間でも作画(画像生成)が可能だ。
メジャーなAI画像生成アプリは他にも様々あり、是非とも色々なアプリを試していただきたい。
筆者が最初にMidjourneyをチャレンジしたのは昨年秋くらいのころ。
少しいじったが面倒臭くなって、一回で止めてしまった。
しかし、今回は少し本格的にさわってMidjourneyに挑戦してみたい。
そこで題材を「塗装工事をしている職人」としてAI画像生成してみるが、ナカナカ自分の想像する絵は出来上がらない。
初めは摩訶不思議なイラストが生成され、何とも趣のあるファンタジーな世界観の画像が出来上がった。
ハリウッド映画の「なんちゃってジャパニーズ」のような雰囲気だ。
こんなワンシーンのゲームがあったら是非やってみたい。
そんなこんなで、色々と英単語の組み合わせを変え、やっとのコト職人が大きく表示される画像生成ができた。
上の画像の左下をバージョンアップしてみると、こんな感じで画像生成。
雰囲気的には悪くないものの、なんとも言えない妙な感じだ。
そこで、塗装女子の画像生成にチャレンジしてみた。
「オイオイ、子供じゃん!」
女子=girlとしてしまったため、小さな女の子になってしまい大失敗。
しかし、中には良い感じのモノもあり、それをバージョンアップ。
悪くは無いが、しかし細部を見ると指が6本あったり、背景の住宅は廃墟のような雰囲気だ。
次に、キーワードを少し変えてみると、こんな感じ。
オッ!なんか良いぞ~!
因みにAI界隈では指定する単語の事をプロンプト(prompt)といい、国内ではプロンプト=呪文という隠語が誕生している。
「魔法みたいに画像が出来上がる」ことから、プロンプトを呪文と例え、その呪文を組み合わせる事を「呪文を唱える」という。
そのムーブメントに伴い、呪文生成アプリ(Webツール)なども多数誕生している。
さて、上の画像を更新してバリエーションを作画してみる。
AI画像生成は途中経過も表示されているため、それを見てみると…
なんか怖い…魔法なだけに相当オドロオドロしい。
そして出来上がった画像が下の絵だ。
この画像の中から一枚をピックアップ。
悪くないぞー!いい感じ~
因みに2枚上の画像のプロンプト(呪文)は以下。
beautiful,woman,dynamic,movement,construction,site,paint,
何回か更新していたせいで、腕についていた塗料がタトゥに変わってしまった事はご愛嬌。
これらAI画像生成ではロゴマークなども作画でき、思ってもみなかったロゴも出現する。
とんでもない画像生成は時間のロスなため、良い呪文が欲しければ、他の人が生成したプロンプトを参考にオリジナルの呪文を唱えると、作画の成功率が上がるだろう。
しかし読者の皆様は「なんかさ~お前遊んでない?」って思われている様なので、次回、話題の人工知能”ChatGPT”紹介につづく…
「今回紹介しないのかよ!」
©︎PaintBiz By 二見勇治
著者:二見勇治 Futami Yuji
建築塗装アナリスト
企画・取材・撮影・動画清作・ライティング・マーケティング 担当
東京都出身。建築塗装業の長男として生を受け、多くの職人達の中で育つ。塗装職人と造園職人の修行を積んだ後、カメラマンへ転身。出版社カメラマンを経て2001年よりフリーカメラマン。
雑誌・書籍・広告撮影、塗装関連の写真・動画制作、リフォーム会社広告担当を経験。
建築塗装の新たな表現を模索中。