ペイントビズ(PAINTBIZ)

建築塗装ロボット 海外編(その2)

建築業界4.0 建築塗装の未来

下の動画は、OKIBO社の共同創業者、NADAV SHURUK(ナダフ・シュルーク)氏が「建築業界4.0」と題し、OKIBO社の建築塗装ロボットの概要について解説を行っている。
OKIBOのロボットは2022年より、リースとして販売開始と映像の中で語る。

最後にOKIBOのリンクトインには、3DスキャナーのFAROから発売中のBoston Dynamicsの犬型ロボット「Spot」に3Dスキャナーを載せたモデルをサポートロボットとさせ、測距は犬型ロボットにさせるようだ。

画像引用:OKIBO LinkedIn

因みに日本の国土交通省は2023年から日本の建設業界(公共事業)においてBIM/CIM※1を原則適用するとしている。
塗装工事においても、このムーブメントに連動することが必然になっていくだろう。

※1 BIM/CIMとは
調査、設計段階から3次元モデルを導入。施工、維持管理の各段階において、属性情報(材料、強度等)を付与しながら一連の建設生産・管理システムを活用することで、品質確保とともに生産性向上を目的とすること。

最後にFAROが犬型ロボット「Spot」に3Dセンサー背負わせた映像があるのでこちらを確認してほしい。

建築塗装の未来は、とんでもない様相へ向かうのが良くわかる。
しかしこれらの技術が確立すれば、図面の読み違いや仕様の勘違いが起き難く、無駄が省けることは間違いがない。

©︎PaintBiz By 二見勇治

前のページドイツの超大手ゼネコンとの連携

二見勇治

著者:二見勇治 Futami Yuji

建築塗装アナリスト
企画・取材・撮影・動画清作・ライティング・マーケティング 担当
東京都出身。建築塗装業の長男として生を受け、多くの職人達の中で育つ。塗装職人と造園職人の修行を積んだ後、カメラマンへ転身。出版社カメラマンを経て2001年よりフリーカメラマン。
雑誌・書籍・広告撮影、塗装関連の写真・動画制作、リフォーム会社広告担当を経験。
建築塗装の新たな表現を模索中。