ペイントビズ(PAINTBIZ)

建築塗装ロボット 海外編(その2)

ドイツの超大手ゼネコンとの連携

下の動画もOKIBO社アカウント公開の実機映像だ。
公開は2020年2月27日。2019年4月5日公開の機体とは少し変わり、左右独立したモーターを持つホイールが剥き出しになっている。その他小さな2輪はバランス取りのためのものだ。
左右の独立モーターを正回転、逆回転させる制御で、前進・後退とその場回転が可能になり、微細なコントロールが出来る仕様になっている。

動画内では3Dスキャンによる画像解析が行われ、そのデータに従いロボットアームを制御。
3Dスキャナーはスプレーガンと同軸で汎用製品の3Dカメラが取り付けられ、空間を解析している。

画像引用:OKIBO YouTube

次の動画では、この機体の実証実験として、ドイツのゼネコンZüblin(ツブリン)社との共同テストの様子が収められている。
上の動画では4輪だったが、今回も更にバージョンアップされ、3輪の仕様へと変更し軽量化とコンパクトを狙っている様子が映像でも確認できる。

また、ロボットアームにも製品塗装ではおなじみの保護カバーが取り付けらている。

次のページでは、OKIBO社の様々な紹介をしたい。

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二見勇治

著者:二見勇治 Futami Yuji

建築塗装アナリスト
企画・取材・撮影・動画清作・ライティング・マーケティング 担当
東京都出身。建築塗装業の長男として生を受け、多くの職人達の中で育つ。塗装職人と造園職人の修行を積んだ後、カメラマンへ転身。出版社カメラマンを経て2001年よりフリーカメラマン。
雑誌・書籍・広告撮影、塗装関連の写真・動画制作、リフォーム会社広告担当を経験。
建築塗装の新たな表現を模索中。