子供と読みたいペンキ屋さんの絵本
時代を超える絵本
2番目に紹介する絵本は「ペンキや」
※出版社では絶版になっているようで書籍紹介のページが無い。
出版社 : 理論社
発売日 : 2002/12/1
単行本 : 47ページ
書籍紹介:
喜びや悲しみ、浮き浮きした気もち、寂しさ、怒りや諦め、みんな入った「ユトリロの白」を塗り続けたある職人の一生を綴る絵本。
様々な書籍通販サイトで「レビュー」の評価が高い。作風、表現方法、内容へ多くの声が集まっている。
少し文章が多いため、低年齢だと難しいかもしれないが是非とも、読み聞かせをしてあげて一緒に読んでみたい絵本だ。
続いて紹介するのは「きっと みんな よろこぶよ!」
※出版社では絶版になっているようで書籍紹介のページが無い。
出版社 : 評論社
発売日 : 1987/7/1
書籍紹介:
おとうさんとおかあさんが、用事で出かけてしまった土曜日のことです。子どもたちは、いいつけられた仕事を終えて、るすばんの人を待っていました。でも、どういうわけか、るすばんの人は、あらわれなかったのです。じぶんたちだけで、すごすことになって、子どもたちは、大仕事にとりくむことを決めました。3人の気のきいた子どもたちは、とびきりすてきな思いつきで、おとなの目のひからない土曜日を、大こんらんに変えました。とびちるペンキ、たくさんのハケ、足もとをうろつくペットたち。さて、結果は、どうなることでしょうね。
発行日は古いが、時代を超えても変わらないものがある。それが塗装、ペンキにはあるのではないだろうか?
塗り変わる喜びを子供達に伝えたい絵本だ。
町場の現場ではよく「視線を感じて」振り返って見ると、子供達が熱心に仕事を見つめているときがある。
また、道路から見える足場とかで作業をしていると、「何してるの~」と子共達が声を掛けてくれる。
子供にとっては、我々のペンキ塗りは興味の対象のようだ。興味があるから絵本にもなるのだと思う。
最近は絶版になった書籍であっても、ネットを通じて購入することが出来るため、探せば比較的入手しやすい価格で購入も出来る。
今回紹介した以外にも「ペンキ屋さん」の絵本はまだまだ沢山ある。自身で探すのも楽しみが広がるかもしれない。
子供と、孫たちと一緒に、「ペンキ屋」の仕事を絵本で伝えてみてはどうだろうか?
また、ショールムーを持っている店舗は、子供向けに絵本を揃えるのも良いかもしれない。
©︎PaintBiz By 二見勇治
著者:二見勇治 Futami Yuji
建築塗装アナリスト
企画・取材・撮影・動画清作・ライティング・マーケティング 担当
東京都出身。建築塗装業の長男として生を受け、多くの職人達の中で育つ。塗装職人と造園職人の修行を積んだ後、カメラマンへ転身。出版社カメラマンを経て2001年よりフリーカメラマン。
雑誌・書籍・広告撮影、塗装関連の写真・動画制作、リフォーム会社広告担当を経験。
建築塗装の新たな表現を模索中。