ペイントビズ(PAINTBIZ)

Vol.2 建築塗装のYouTubeは今

2番手、3番手それ以外も注目

「塗り替え道場」が登場するまでは、戸建の建築塗装YouTubeでは、「株式会社塗装職人」がトップだった。

現在の登録者数は8560人、総再生回数は約8百40万回。
以前は塗装系でトップだったものの、「塗り替え道場」の登場によって、大きく差が広がった印象だ。

では、何故「トップだった」と、断定できるかというと、実は筆者自身が「株式会社塗装職人」の広告制作チームを統括していたからだ。

しかし、広告制作チームを統括していた期間は2016年5月から、2017年の末までの1年半と短い。
役割としてはチームをまとめ、既存サイトの最適化、ブログの更新、SNS運用、お得意様(リピーター)へ向けての季刊誌の発行、動画制作の指示と新規サイトの制作。
そして個人業務としては現場での写真・動画撮影、動画制作以外に、下請け職人との契約に関する建設業法に準じたスキームの構築、塗装会社に特化した新しいマーケティングの開発、その他雑務を行っていた。
(その間、業務に差し支えない範囲の副業も許可してもらい、写真や映像制作としてのフリーの業務も行っている。)
ヘルメットの線で言うと1本線の役割だ。

今一度、㈱塗装職人へ戻る。
株式会社塗装職人は神奈川県横浜市保土ヶ谷区にある塗装会社。

当初は本社のみだったが、筆者が在籍している期間の2017年5月、東京都世田谷区の用賀に新店舗をオープンさせ、本店・支店あわせ現在は2店舗での運営している。

この㈱塗装職人の特徴は、戸建系塗装店としてWebマーケティングを2006年より開始し、ホームページによる集客をかなり初期から行っている珍しいペンキ屋だ。
最近ではどの塗装工事店もWebサイトを持っている事が当たり前だが、当時は塗装店のサイト集客は珍しく、もっぱら訪問販売型やチラシ集客か紹介が主流の時代だった。

㈱塗装職人のお客様担当、菊池氏曰く、「戸建塗装集客セミナーへ参加したときになんの事前の了承も無く、自分の会社が事例として取り上げられ、他の塗装会社の参加者が熱心に話しを聴いていた」という逸話もある。(この記事自体も同じだが・・・)

また、2016年5月から2017年の1月まで、自分が在籍していた期間と同時に「塗装女子のりおちゃん」が入社し、YouTube内で女性職人としてフューチャーされ注目を浴びる。
(機会があれば別記事で、りおちゃんを取り上げたい。)
現在はYouTube内で2番手となってしまったが、今後の盛り返しに期待したい。

さて次は、塗装会社ではないのだが一応戸建建築塗装系のYouTubeカテゴリーの3番手として、「戸建塗装店コンサルの導光」のチャンネルを紹介する。

まさかの伏兵に正直驚いた。

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二見勇治

著者:二見勇治 Futami Yuji

建築塗装アナリスト
企画・取材・撮影・動画清作・ライティング・マーケティング 担当
東京都出身。建築塗装業の長男として生を受け、多くの職人達の中で育つ。塗装職人と造園職人の修行を積んだ後、カメラマンへ転身。出版社カメラマンを経て2001年よりフリーカメラマン。
雑誌・書籍・広告撮影、塗装関連の写真・動画制作、リフォーム会社広告担当を経験。
建築塗装の新たな表現を模索中。