アネスト岩田 横浜F・マリノスとスポンサー契約
アネスト岩田株式会社(以後:アネスト岩田)は2020年12月2日、横浜F・マリノスとオフィシャルパートナー契約の締結を発表。
契約期間は2027年1月までの6年2カ月。
写真出典:アネスト岩田株式会社
【アネスト岩田株式会社横浜F・マリノス様とオフィシャルパートナー契約を締結】
塗装関係者ならばご存知の通り、「アネスト岩田」は吹き付け塗装機器国内最大手のメーカーだ。
会社の拠点は神奈川県横浜市港北区、横浜F・マリノス(以後:横浜FM)のホームタウン、新横浜にある日産スタジアム(横浜国際総合競技場)から北へ直線で約2.7kmに位置する。
横浜といえば国内の近代建築塗装発祥の地として、江戸時代最終期の開国と共に文明開化を経て、日本のイノベーションの拠点となった地だ。
しかし、アネスト岩田は東京からスタートし、大正と昭和が交わる瞬間に誕生した。
1926年(大正15年)東京の渋谷区豊沢町(現在の恵比寿)から商いを興し、工場の郊外化と共に下丸子、綱島、そして現在の横浜市港北区へと、西側へ事業拠点を移している。
日本の近代塗装発祥の地へ導かれるように横浜へ辿り着いたのは必然だったのかもしれない。
アネスト岩田のアイデンティー、誠心(まことのこころ)については別記事を予定している。
そして、時代を経てビッククラブのオフィシャルパートナーへと至る。
今回のアネスト岩田のJリーグオフィシャルパートナーでは、どのようなストーリが起こるのかが非常に楽しみであると共に、メジャークラブスポンサーへと踏み切った英断を祝いたい。
しかしマリノスだけに、その背景(歴史)には多くのストーリーがあったことを忘れてはならない。
著者:二見勇治 Futami Yuji
建築塗装アナリスト
企画・取材・撮影・動画清作・ライティング・マーケティング 担当
東京都出身。建築塗装業の長男として生を受け、多くの職人達の中で育つ。塗装職人と造園職人の修行を積んだ後、カメラマンへ転身。出版社カメラマンを経て2001年よりフリーカメラマン。
雑誌・書籍・広告撮影、塗装関連の写真・動画制作、リフォーム会社広告担当を経験。
建築塗装の新たな表現を模索中。