塗装関連のYouTubeは今どうなっている?
昨今、様々なビジネスにおいてYouTbeによるマーケティングは欠かせない。
多くの人々の生活にYouTubeは浸透し、今やテレビに変わる動画メディアとしてその存在は大きな物になっている。
小学生の間ではヒカキンがスーパースターになり、「学研教育総合研究所の小学生白書」の2019年度調査で「小学生の将来なりたい職業」に、ユーチューバーが総合1位になっているほど注目度は高い。
我々塗装業界にいたってもYouTubeを宣伝に活用している塗装会社も少なくないだろう。
因みにYouTubeでは「どのくらいの収益が上げられるのか?」こんな疑問が気になる読者も多いはず。
ザックリ言うと、100万回の再生で50万円程が相場のようだ。
計算として0.5をかけるとおおよその収益が出る。
勿論広告表示の仕様になっていればの話し。
因みにヒカキンは2020年10月、直近1ヶ月間に13本の動画をアップしている。
視聴回数は約2883万回。
1ヶ月の合計収益は1441万円程、1本平均で約111万円だった。
本当は日本で一番売れている子供がおもちゃで遊んでいるチャンネル「キッズライン」の売上を出したかったのだが、1日に何本もアップしているため計算が面倒でやめてしまった。
総再生回数は約97億回らしいので、収益を計算するのに0.5をかけると、約48億円。子供を使ってエゲツない売上をたたき出している。
しかし、YouTubeの場合は最低1人でもはじめられる事を考えると、メディアとしての発信の敷居は下がり、誰にでも情報発信できるチャンスはある。
そして我等の塗装業界も日進月歩、様々な情報発信が行われYouTubeにまでその活動が広がっている。
実は筆者も数年前まで塗装会社の広告制作の一部として、YouTube制作を指揮しその活用方法と研究を行っていた。
そして多くの塗装会社系YouTubeを調べていたからこそ知っている、国内外の塗装関連YouTubeの現状をお伝えしたい。
紹介するYouTubeチャンネルが多いため、複数回に分け記事を掲載。
今回は「Vol.1 建築塗装のYouTubeは今」と題し制作。以後Vol.2と3と複数回に分けて掲載を予定している。
※Vol.2では筆者が制作に関わっていた塗装会社のチャンネルも紹介予定。
著者:二見勇治 Futami Yuji
建築塗装アナリスト
企画・取材・撮影・動画清作・ライティング・マーケティング 担当
東京都出身。建築塗装業の長男として生を受け、多くの職人達の中で育つ。塗装職人と造園職人の修行を積んだ後、カメラマンへ転身。出版社カメラマンを経て2001年よりフリーカメラマン。
雑誌・書籍・広告撮影、塗装関連の写真・動画制作、リフォーム会社広告担当を経験。
建築塗装の新たな表現を模索中。