ペイントビズ(PAINTBIZ)

電動工具 互換・非純正バッテリーが危険な理由

互換・非純正バッテリーのメカニズム

安いからといって、互換・非純正バッテリーを使って火事を起こしたらシャレにならない。

とあるゼネコンの現場では、「互換・非純正バッテリー持ち込み禁止」も実際に起こり始めていると聞く。

特に大規模の建設現場では、溶接や圧接など火を使うことから、建設時の火災が発生しやすい。
筆者も過去に大規模の現場で、自身の担当で無い場所の消火活動をした事がある。

それだけ、工事現場は発火の危険があるし、塗装工事だと引火しやすい塗料とセットだから、一旦火がつくと大惨事になる可能性が高い。
例の首都高が燃えた事故は記憶に新しいだろう。

では、「互換・非純正バッテリーは何故出火してしまうのか?」
この問題にフォーカスした動画があるので、是非ともそのメカニズムを知ってもらいたい。

紹介する動画は、電気工作や電気パーツの解説を行っている「イチケン」というYouYubeチャンネルだ。

今回紹介した動画で、互換・非純正バッテリーの怖さが分かったのではないだろうか?

バッテリーパックへケレンの鉄粉が入ればイチコロだ。

また、「ガジェットとモノづくりのニッチを伝えるメディアサイトVOLTECHNO [ボルテクノ]」では、電動工具の互換バッテリー事故が急に増えた理由【コラム】において、「2018年以降発売の超急速充電器によって互換・非純正バッテリーが発火に起因する」とも解説している。

安さに釣られ、その引き換えに安全を手放すのは、仕事を行ううえで絶対にヤッテはいけない事柄だ。

塗装工事は人々の幸せをつくる行為であって、幸せは安全の上に成り立つ。

そして工事の安全は勿論だが、自身の安全のためにも、訳のわからない「互換・非純正バッテリー」へは手を出すべきではない。
安全はなによりも優先する。

©︎PaintBiz By 二見勇治

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二見勇治

著者:二見勇治 Futami Yuji

建築塗装アナリスト
企画・取材・撮影・動画清作・ライティング・マーケティング 担当
東京都出身。建築塗装業の長男として生を受け、多くの職人達の中で育つ。塗装職人と造園職人の修行を積んだ後、カメラマンへ転身。出版社カメラマンを経て2001年よりフリーカメラマン。
雑誌・書籍・広告撮影、塗装関連の写真・動画制作、リフォーム会社広告担当を経験。
建築塗装の新たな表現を模索中。