ペインターズミットの実力

動画を発信しているのは、以前ペイントビズでも取り上げた、ペイント・ライフTV。
このチャンネルの親方、「クリス・ベリー（Chris Berry）氏」をフューチャーした記事は「Vol.1 建築塗装のYouTubeは今」に掲載している。

では、ペインターズミットの動画、瞬きしないで注視してくれ！

作業シーンは20秒程しかないが、仕事の早さに驚くはずだ。何度も再生して、細かい箇所も見てほしい。

上記の動画では、柵の塗装を行っているが、同じ箇所をローラーや刷毛で塗るよりも、断然速いスピードで仕事が進んでいる。
吹き付けでも可能だが養生や段取り、片付けを考えるとこちらに白星を付けたい。

しかし、決して「こすり付け」ではない。
ペインターズミットで細い鉄柱を、優しく包み込むように塗布している。こすり付けだと、カスレてしまうからだ。
隅を一瞬だけソフトタッチで塗っている瞬間を見れば、ペインターズミットの持ち味を活かした鍛錬度が伺える。

仕事や発想力に長けている職人ならば、この動画で別の作業や発展・応用も考えられるだろう。

今回はペインターズミットを紹介したが、こういったレア的な塗装道具の紹介は、ネットが普及して20年も経っているのに情報が少ない。
（それをペイントビズがやろうとしているのだ。）
多くの塗装道具・塗料がありながら、出会うきっかけが無い。

また、変則的な道具や塗料であっても、毛嫌いせず「そこには意味がある」ことを理解してほしい。

探せば効率的に、早く、楽に仕事ができる。
こういったことを利用すれば人工代も抑えられるし、早く終われば時間が生まれだろう。

ただし、ペイントミットだけで効率化できるものではない。

大塚刷毛のカタログを、正座をしながら凝視すれば見つけられるはずだ。

一緒に探そうぜ！そして皆で “塗装道具探求” をはじめるのはどうだろうか？

©︎PaintBiz By 二見勇治